
いつ多くの人間を巻き込む悲劇が起きても、
 
					なんら不思議ではない……。
 
					
 
					*     *     *
 
					
 
					俺は、星野 銀河。
 
					『妖魔』を闇にかえす退魔師だ。
 
					
 
					蝉しぐれが響く暑い日、
 
					そんな俺の事務所兼住居に一本の電話がかかる。
 
					それは、従姉妹である『樫原 薫』からの助けを求める声だった。
 
					
 
					『妖魔』が封殺されていたとおもわれる洋館に
 
										閉じ込められた少女達を救い出す為、
 
					俺は愛車のアクセルを深く踏みこんだ……。
 
					
 
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